生物学における組織とは、形態及び機能を同じくする細胞の集合体。via 組織 (生物学) Wikipedia
社会科学における組織は、共通の目標を有し、目標達成のために協働を行う、何らかの手段で統制された複数の人々の行為やコミュニケーションによって構成されるシステムのことである。via 組織 (社会科学) Wikipedia
ある目的を達成するために、分化した役割を持つ個人や下位集団から構成される集団。 via 広辞苑
「モノづくりに関わる人」と「個々の能力や技術力」の掛け算 だけでなく、組織はシステムとして開発リソースという資源を統率管理する。
組織は大きい単位では会社かもしれないし、小さい単位ではチームかもしれない。サイズの大小はあれど、集合体であれば端的には組織。労働の対価として金銭を得る場合もあれば自己実現のためにボランティアとして奉仕する場合もあり、動機は色々。
組織と個人、双方の期待値ベクトルを揃える
組織に説明責任があり、個人に遂行責任がある。これらを接続するのがマネジメントの仕事であり、レポートラインにおけるピープルマネジメントやプロジェクトにおけるプロジェクトマネジメント。
目標設定は双方の期待値を擦り合わせるプロセス、期待値と現状のギャップを埋めるのが組織のマネジメントと各自の努力。
多面的で人それぞれ。金銭的報酬(≒生理的欲求・安全の欲求)だけではなく、組織内外の協調(≒社会的欲求・承認欲求)や、内発的動機の実現(≒自己実現欲求)に及ぶ。
納得は動機の源泉 であり、「組織の期待値」と「個人の期待値」の一致の度合いが働く上での納得に強く影響する。
仕組み=事をうまく運ぶために工夫された計画・構造・機構
組織の所有者が組織行動を制御するためのシステムや体制。例えば、組織の制度やポリシーを定めて、管理で執行し、監査で妥当性を評価する。
ヒエラルキー型のように階級や役職などが存在する管理体制があれば、ホラクラシー型のように階層構造を設けない組織形態もある。
日本国で言えば司法・立法・行政の三権を基底にした、複雑な制度や機構が機能している。株式会社なら、株主総会をはじめ多層化されたマネジメント、職務権限規定や就業規則といったルールやポリシーがある。
組織の期待値と、我々の納得と、あなたと私
サーバーサイドエンジニアが Backend を実装してマークアップエンジニアが HTML/CSS を実装する時代から、Node.js が成すエコシステムの普及と成熟によって Software Engineer (Frontend) が Web アプリケーション全域をカバーしつつある。
.@1000ch さんの「フロントエンドの責務が広がってバックエンドを飲み込んでいる」という話があって、これは結構象徴的だなと思いました。たとえばフロントエンドエンジニア向けのミートアップでCDNが話の中心になるというのは隔世の感があります。 #高速化_findy
— FUJI Goro (@__gfx__) March 22, 2023
ユーザーとサービスを UI で繋ぐために HTML 生成処理を整える技能領域
AND/OR
システムとデザインの境界で責任を持ちユーザーに届ける品質を司る職能
via Webフロントエンドと アーキテクチャ事情の持論を喋る by @ahomu
事業価値をユーザーに提供するために、ブラウザ上の UI を実現する HTML 生成を担う専門性を以て、デザインとシステムの境界の品質を担保すること。
開発現場では、変化し続ける Frontend の職務範囲、意思決定を含む開発プロセスにおける裁量、技術的挑戦の余地など。管理体制で言えば、従業員に対して認めるワークスタイル、エンジニアリングの評価、職域の組織内ヒエラルキーなど。
自分の意志が合意形成のプロセスに含まれ、専門領域内外で最適化を施す余地がある
自らの専門性が組織で必要とされ、より高次の欲求に近づける
役割や職責は組織それぞれ、自己実現欲求の究極系があるとすればコミュニティや会社のためではなく自分のために開発すること。組織というコンテキストは制限を作る。
専門性によるポジショントークをしてはいけない。事業目標の達成に向けた課題を、異なる専門性をかけ合わせてどう解くのかが肝要