@1000ch

Web アプリケーション開発を専門とするソフトウェアエンジニア。企業で働く傍ら、技術顧問として複数企業のエンジニアリングに関わり、高品質で維持しやすい Web アプリケーションを作るための活動を続けている。

ドキュメントからアプリケーションへ

Web の役割の変化に応じてアーキテクチャが高度化してきた

フレームワーク・ライブラリ

• prototype.js、jQuery -> DOM抽象
• Backbone、Angular v1.x -> MVC抽象
• React、Vue.js -> コンポーネント抽象

よりダイナミックな Web へ

• XMLHttpRequest の台頭
• Single Page Application の普及

開発環境の複雑化と Node.js の普及

• コマンドラインによる作業の抽象化
• Grunt や Gulp などのタスクランナーによる自動化
• npm scripts や Makefile への回帰

Web フロントエンドの専門化と分業化

Web に足りなかったもの

• 初期化と実行時のパフォーマンス
• プッシュ通知によるエンゲージメント
• デバイス固有の機能へのアクセス

A year ago, I asked what features made you turn to native. #1 response: push notifications. Today, they're available: http://t.co/wDOKa5qVbf

— Paul Irish (@paul_irish) 2015年3月12日

ブラウザのパフォーマンスと HTML 描画の壁

Virtual DOM

• なぜ仮想DOMという概念が俺達の魂を震えさせるのか
• DOM の diff と patch アルゴリズムによる HTML の差分描画
• Server Side Rendering への回帰

Universal JavaScript

• サーバーとクライアントの両方で動作する JavaScript
• Server Side Rendering と Single Page Application の同居
• 品質の優位性と開発時のメリットを享受できる

Web Standards

• W3C と WHATWG
• Extensible Web
• Vendor Prefix から Origin Trials へ
• ECMAScript のバージョニング

選択肢の変遷 ≠ 選択肢の増加

技術ではなく課題へのフォーカス